● 収益現価率
s:報酬利回り又は期待利回り
r : 蓄積利回り(年利率)
n : 年 数
毎年一定額の純収益(償却前)を生む事業のn年間において各年度の純収
益の蓄積利回り(r)によるn年度の複利運用額の合計金額を報酬利回り(s)
により割り戻した現在価値(収益価額)を求める場合に用いる係数です。
一般に報酬利回りはリスクを伴う事業ほど大きく設定され、蓄積利回りは
安全側に低めで設定されます。s>r又、s=rの場合の係数は年金現価
率と同値となります。
[検討事例]
○毎年末、一定の純収益Aが一定の期間(n)期待できる貸ビルのがあります。
この事業の報酬利回り(期待利回り)と各年度の純収益の蓄積利回りの2つ
の利回りよりこの事業の現在価値(収益価額)はいくらになりますか。
○一定期間(n)、収益が期待できる事業を収益価額Aで買収しました。この
事業の毎年末の純収益はいくらになりますか。
報酬利回り=(s)、蓄積利回り=(r)とします。
|